タイトスカートは、ヒップ寸法だけで歩けるか決まらない
腰回りが合っていても、膝へ向けて絞る量が多いと歩幅や階段の動きが制限されます。座ると布が上へ移動し、ウエストの当たり方も変わります。
スリットやベンツを入れる案と、裾幅を広げる案を比べます。身体へ沿わせる場所と動くために開く場所を分け、立位の細さだけで寸法を削らないようにします。
タイトスカートを頼むときは、ウエスト・ヒップ・丈に加え、どんな場面で使うかを書きます。座っている時間が長い仕事用なのか、短時間の撮影用なのかで、確認したい動作が異なります。
手持ちのスカートがあれば、良い部分と困る部分を分けて伝えましょう。「立ったときの形は好きだが、椅子に座ると腰がつっぱる」「歩幅を小さくしないと歩きにくい」という情報は、寸法だけでは補えない資料になります。
スリットと裏地の条件を忘れない
| 確認する場所 | 相談内容 |
|---|---|
| 腰回り | 座ったときの締め付けと横じわ |
| 裾 | 普通の歩幅で歩けるか |
| スリット | 位置、長さ、見せたくない範囲 |
| 裏地 | 表地と一緒に動くか、裾から出ないか |
スリットを長くすれば解決すると決めず、開いたときの見え方も相談します。階段、車の乗り降りなど、普段使う動作があれば試着時に確認してください。
ヒップに合わせて、ウエストを別に調整する
既製サイズでヒップに合わせるとウエストが余る人は、その差を説明します。数字は自分の体を測ったものか、完成服を測ったものかを明記しましょう。全体を小さくする・大きくするという依頼だけでは、元々合っていた場所も変わってしまう可能性があります。
お直しのサービスでも、ウエストや丈などはそれぞれ別の加工項目として案内されています。どの場所を調整し、どの形を残したいかを指定してください。
完成前に靴とインナーを合わせる
丈を決めるときは、実際に使う靴で立ち、正面だけでなく横・後ろも確認します。座ったときに裾がどこまで上がるかを見て、見た目と動作の希望に優先順位を付けます。
体に沿う形ほど、写真だけで最終判断しない方がよい場面があります。遠隔で作るなら、試着用の段階を設けられるか、返送して直す場合の費用や日程も含めて相談しましょう。
立った姿で合っていても、座ったときに不足する部分がある
座る・しゃがむ動作では、腰から臀部、太ももにかけての布の使われ方が変わります。ウエストの一周だけを合わせても、前後の股上の配分やヒップの立体量が合わなければ、腰が引かれたり前が余ったりします。ウエストをどの高さで着る服かも先に分けます。
| 困り方 | 見たい状態 | 候補となる箇所 |
|---|---|---|
| 座ると後ろが下がる | 座位の後ろウエスト | 後股上・ヒップの立体 |
| 太ももだけ張る | 前・横・股下 | わたりと脚の向き |
| 腰の後ろに布が余る | 立位と座位の差 | 前後の配分・腰位置 |
椅子に座る仕事用パンツなら、立ち姿の横写真に加え、普段の椅子に座った側面が役立ちます。ウエストが苦しいのか、臀部に食い込むのか、膝を曲げにくいのかを分ければ、全部を太くする以外の案を比較できます。
張っている箇所と、引かれた結果としてしわが出ている箇所は一致しない場合があります。しわのある線だけを切り広げるような判断は避けます。
イメージから、着られる一着へ。
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素材や装飾、仮縫いの要否で依頼範囲は変わります。作品例を見て、任せたい工程を指定して見積もりを相談してください。
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