男女兼用制服は、共通モチーフと体格別の形を分ける

同じサイズ区分で全員に同じ着用感を提供できるとは限りません。肩、胸、腰の比率を実寸で扱い、形の選択肢を用意する方法があります。

色、衿、装飾をそろえ、トップス丈やボトムは個別に選べます。接客の動作を全員が試し、特定の一人だけのフィットを共通基準にしません。

サイズを増やす前に、基準となる一着を確定する

服のサイズ展開は、型紙をコピー機で同じ割合に拡大することとは違います。胸囲、肩幅、袖丈などの増やし方は同率ではなく、デザインと対象のサイズ表に合わせて決めます。基準型に不具合があると、その問題まで他のサイズへ引き継ぎやすくなります。

作業目的先に必要なもの
部分補正特定の人や一部位へ合わせる合わない場所と着用状態
サイズ展開同じデザインを複数サイズにする基準型とサイズ表
別の体型設計対象の体型を変える新しい基準寸法と試着

身幅を4cm増やしたいからといって、袖丈や衿の高さまで同じ割合で増やす必要はありません。まず部位ごとの仕上がり寸法を並べ、どこは変え、どこは据え置くかを決めます。基準サイズと両端のサイズで形を比べる考え方が役立ちます。

S・M・Lという記号だけでは寸法は確定しません。別ブランドの表や別年齢の子ども服の表を、同じ基準と決めつけないでください。

最初に一枚だけ出し、縦横の基準を測る

実寸で作られたPDFでも、印刷側の「用紙に合わせる」などの設定で縮小される場合があります。ファイルが小さいのか、出力時に小さくなったのかを分けるため、全ページを出す前に基準線のある一枚を印刷します。横だけでなく縦の寸法も測ります。

結果考えられる範囲次の切り分け
縦横が同じ割合で小さい印刷倍率・データの尺度実際のサイズ設定で再出力
片方向だけ合わない画像の変形・取り込み誤差元データの縦横基準を見る
寸法は合うが線が欠ける印刷範囲・余白分割と用紙サイズを確認

100mmの確認線が97mmなら、3%小さく出ています。まず印刷設定を直し、設定で解決しない場合に元データを調べます。

単に103%へ拡大すると必ず正しくなるわけではなく、97mmを100mmへ合わせる倍率は100÷97で約103.09%です。原因が不明なまま全体へ補正を重ねないようにします。

Adobeの案内では、実際のサイズ・用紙に合わせた拡縮・大判の分割印刷を区別しています。アプリごとに名称が異なるため、表示された倍率と実測の両方を使います。

統一するのは、サイズよりデザインのルール

メンバーごとに身長や体型が違う場合、同じ位置へ同じ大きさの飾りを付けると、全員が同じ印象にはなりません。色、モチーフ、切り替えの方向などを共通にし、丈や装飾の比率は個別に変える方法があります。

共通にする候補個別に変える候補比べる場面
色やモチーフ面積、飾りの大きさ全員が並んだ状態
スカートの方向性丈とボリュームダンス中と着席時
袖の印象幅、開き、袖付け振り付けの最大動作
留め具の見た目位置と調整幅着替え、貸し借り、追加制作

衿・色・装飾を共通表にし、丈・開き・胸回りなどを個別表にします。作業動作と洗濯条件は全員分を確認します。

関連する公式資料

Adobe:PDFを拡大・縮小して印刷する

Adobe:ポスター・バナーを分割して印刷する

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