サイズ数と、サイズごとに設計し直す範囲を分ける

同じ型を決めた増減幅で展開する仕事と、特定の体型に合わせて肩や姿勢を直す仕事は別です。三サイズを作る料金に、三人分の個別補正が含まれるとは限りません。

料金を比べるときは、基準サイズが完成済みか、端のサイズを試着するか、修正後のデータを再納品するかをそろえます。紙出力の枚数だけで作業量は決まりません。

サイズを増やす前に、基準となる一着を確定する

服のサイズ展開は、型紙をコピー機で同じ割合に拡大することとは違います。胸囲、肩幅、袖丈などの増やし方は同率ではなく、デザインと対象のサイズ表に合わせて決めます。基準型に不具合があると、その問題まで他のサイズへ引き継ぎやすくなります。

作業目的先に必要なもの
部分補正特定の人や一部位へ合わせる合わない場所と着用状態
サイズ展開同じデザインを複数サイズにする基準型とサイズ表
別の体型設計対象の体型を変える新しい基準寸法と試着

身幅を4cm増やしたいからといって、袖丈や衿の高さまで同じ割合で増やす必要はありません。まず部位ごとの仕上がり寸法を並べ、どこは変え、どこは据え置くかを決めます。基準サイズと両端のサイズで形を比べる考え方が役立ちます。

S・M・Lという記号だけでは寸法は確定しません。別ブランドの表や別年齢の子ども服の表を、同じ基準と決めつけないでください。

一回限りの費用と、一着増えるたびの費用を分ける

デザインや基準型の制作は初回にまとまって発生する作業ですが、裁断・縫製・材料は追加の一着にも必要です。だから一着の見積もりを着数で割っただけでは、追加制作の単価は分かりません。

変更するサイズや素材が増えると、初回以外にも設計の作業が加わる場合があります。

費用の種類主な内容比較の軸
初回の設計デザイン・型紙・試作受け取るデータと修正範囲
一着ごとの制作材料・裁断・縫製同じ仕様での追加額
別途の作業サイズ展開・装飾・配送依頼内容に含まれるか

以下は相場ではなく計算例です。初回の型紙12,000円、縫製18,000円、材料8,000円、送料2,000円なら合計40,000円。同じ型紙を使う二着目でも、縫製と材料の26,000円は残ります。追加送料や調整料があればさらに加わります。

掲載サービスの最安表示だけで総額を決めないようにします。見積もりの比較では、材料、送料、修正、データの引き渡しまで同じ範囲にそろえます。

同じ条件へそろえる計算例

二着目で型紙12,000円を再利用でき、他の条件が同じなら、二着の合計は68,000円、平均は34,000円になります。ただし、布の追加購入、サイズ変更、再試作が必要ならこの計算は変わります。

単価を下げるためだけに不要な数量を増やさないことも重要です。

基準サイズと寸法表、納品形式を渡します。追加の仮縫い、編集データ、再利用条件を同じ範囲で比較します。

イメージから、着られる一着へ。

デザインから型紙・縫製まで、一人の窓口へ

形の相談、型紙づくり、縫製までをまとめて頼める制作サービス。新しい一着だけでなく、手元の服を生かすリメイクも検討できます。

素材や装飾、仮縫いの要否で依頼範囲は変わります。作品例を見て、任せたい工程を指定して見積もりを相談してください。

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