変更の窓口を決めないと、古い型紙で縫い始める

型紙担当と縫製担当へ別々に変更を伝えると、身頃だけ新しく、袖は古い版という組合せが起こりえます。必要なのは連絡回数を増やすことではなく、今回使う一式を一つに固定することです。型紙の修正を誰が依頼し、誰が最終版として渡すかを決めます。

袖丈を2cm延ばす例なら、型紙、寸法表、縫製側の手元資料の三つを同じ版へ更新します。変更箇所だけ送る方式は手軽ですが、差し替え忘れが起きやすいため、初めて分業する場合は使用パーツ一式をまとめ直すほうが分かりやすくなります。

一人にまとめる方法と、工程を分ける方法

初めての一着で材料も型紙も未定なら、窓口を一つにまとめる方法が比較しやすくなります。例えば袖の形を変えたとき、型紙・材料の必要量・縫い方の調整を同じ窓口で扱えるからです。

一方、型紙だけ作って自分で何着も縫いたい人には、工程を分ける意味があります。

分業では「どちらが悪いか」よりも、修正を誰が型紙へ戻すかが問題になります。縫製中に袖付けの変更が出ても、紙の型紙だけ古いまま残れば次の一着に同じ問題が出ます。

完成品を一着受け取る目的と、後で再利用できる設計資料を持つ目的は、別々に扱うと判断しやすくなります。

頼める相手は、受け取りたいものによって違う

型紙は布を裁つための設計図、サンプルは形や縫い方を試すための実物、完成品は着用するために仕上げた一着です。どれも「服づくり」のサービスですが、購入して受け取るものは同じではありません。

完成品が必要な人が型紙だけを購入しても、材料の手配と縫製の担当は別に残ります。

依頼先のタイプ向いている状況別料金・別担当になりやすい部分
デザインから縫製まで扱う制作者形や素材から提案を受けて一着を作りたい材料、トワル、試着後の修正
パタンナー自分で縫う、または縫製先が決まっている本縫い、作り方の説明、紙への出力
縫製代行・サンプル縫製使える型紙と仕様がある不足型紙の作成、素材の買い物
お直し・リメイク現物の服を直したり作り替えたりしたい新しい一着の型紙からの制作

紙・PDF・CADのどれで渡すか、縫い代と仕様書の要否を縫製側へ先に聞きます。受け渡し時にはファイル名と版番号をそろえ、使用するパーツ一覧を付けます。

イメージから、着られる一着へ。

デザインから型紙・縫製まで、一人の窓口へ

形の相談、型紙づくり、縫製までをまとめて頼める制作サービス。新しい一着だけでなく、手元の服を生かすリメイクも検討できます。

素材や装飾、仮縫いの要否で依頼範囲は変わります。作品例を見て、任せたい工程を指定して見積もりを相談してください。

一着制作の内容・制作例を見る

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