段数と広がりは、別の設計条件
ティアードを三段から四段へ増やしても、各段の幅を変えなければ単純に同じ輪郭になるわけではありません。上段から順に量が増えると、裾の布量と重さも増えます。
横へ広げたくない場合は、上の段を控えめにし下へ量を置く方法があります。段の継ぎ目が腰や膝のどこへ来るかを先に決め、布の張りと合わせて比較します。
元の布幅と仕上がり幅を分けて考える
ギャザー、タック、プリーツは、余分な布をどのように収めるかが違います。同じ仕上がり幅でも、元の布幅や折り方が変われば厚みと広がり方が変わります。写真でふんわり見える形が、そのまま別素材でも出るとは限りません。
| 仕様 | 布の収まり方 | 決めたい情報 |
|---|---|---|
| ギャザー | 細かく寄せる | 寄せる区間と量 |
| タック | 部分的に畳んで縫う | 向き・深さ・縫い止まり |
| プリーツ | 折り山をそろえる | ひだ幅と加工・保持の方法 |
仕上がり60cmの位置へ120cmの布を寄せれば、幅の比は2倍です。しかし、この比率は説明用で、すべての生地に適した倍率ではありません。厚い布で同じ量を寄せると腰回りがかさばり、薄い布では軽く見える場合があります。
プリーツの形が洗濯後も残るかは、素材と加工によります。「ひだを作る作業」と「折り山を保持する加工」を同じ条件として扱わないようにします。
広がりは、裾幅だけでなく布の落ち方で決まる
フレアは切り開いた形で広がり、ギャザーは余分な幅を寄せて量感を出します。プリーツは折り山と折り込みが輪郭を作ります。同じウエストと丈でも、腰回りに量が集まる位置が違うため、写真の裾幅だけを合わせても同じ印象になりません。
| 形 | 量感が出る場所 | 選ぶときの注意 |
|---|---|---|
| ギャザー | ウエスト付近から | 厚地は縫い目に厚みが集まる |
| フレア | 下へ行くほど広がる | 斜めの布目、裾の落ち着き |
| プリーツ | 折りの配置に沿って | 加工と手入れの条件 |
| タイト | 身体の線に近い | 歩幅、座位、スリットの開き |
腰の上に量を出したくないなど、避けたい形を書きます。最下段の重さと裾の長さを確認し、持ち込み布なら各段に使える長さから調整案をもらいます。
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