寸法は、絵の横に数字を置くだけでは足りない
同じ着丈でも、首の付け根から測るか、肩先から測るかで値が変わります。数字と線の始点・終点を対応させることが、見た目の絵を制作資料へ変える要点です。左右非対称や前後差のある服では、片側の値だけで全体を代表させません。
前丈90cm、後丈100cmとするなら、両方とも同じ基準点から測るのかを図へ描きます。フリルを含む長さか、本体だけの長さかも分けます。数値の多さより、一本の寸法線が一つの項目に対応していることが重要です。
変更するときは、見た目と構造を一組で考える
案を比べるときは、第一印象、着脱、動作、洗い方を別々に評価します。すべてを同時に最大化する必要はありません。撮影だけの服なら画面に映る形、普段着なら一日着たときの扱いやすさを優先する、と使い方に応じて順位を変えます。
参考画像が複数あるときの組み合わせ方
「この写真全部を合わせる」ではなく、輪郭の基準にする一枚を選び、別の画像は袖や襟など部位の参考にします。細身の身頃と、大きく腕を動かすための袖では、希望が衝突することもあります。
部位を取り入れた結果、全体の比率が変わる点まで見ると、継ぎ合わせただけの印象を避けられます。
画面の色は素材そのものの色ではありません。同じ色名でも、マットな布と光沢のある布では見え方が違います。配色の案を選ぶ段階と、本番の布を決める段階を分けて考えると、デザイン画への期待と実物との差を小さくできます。
身体の寸法と服の仕上がり寸法を別欄にし、単位も付けます。希望値なのか参考服の実測なのかを記載し、ゆとりを自己判断で重ねて足さないようにします。
イメージから、着られる一着へ。
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