色違いは、生地だけの交換では終わらない
表地を変えると縫い糸、ファスナー、ボタン、裏地との組み合わせも変わります。同じデザインでも色ごとの材料表を持たないと、似た色の糸や部品を混ぜてしまうことがあります。
同じ素材名でも淡色では透けが目立つなど、仕上がり条件が異なる場合があります。基準色だけの試作で全色を承認せず、透けや色移りなど変化しやすい条件を色ごとに見ます。
画面の色、材料の色、着たときの色を分ける
同じ写真でも、画面の設定や撮影時の光によって色の見え方が変わります。素材に光沢や透けがあると、角度や下に重ねた色も影響します。画像を色の唯一の基準にせず、実物の見本や品番と合わせて判断します。
| 基準 | 役立つこと | 限界 |
|---|---|---|
| 画面の画像 | 配色の方向を共有 | 実物の色を保証しない |
| 素材の品番 | 同じ商品を特定 | 別ロットの差が残る場合 |
| 実物見本 | 光沢や重なりを見る | 着用場所の光でも比較が必要 |
舞台衣装の赤を決める例なら、赤い表地だけでなく、黒い土台へ重ねた状態、白い土台へ重ねた状態を比べます。透ける材料では、表地の品番が同じでも組合せで印象が変わります。色を変える前に土台との組合せを見ると選択肢が整理できます。
画面の数値や市販の色名だけで、布の仕上がり色が一意に決まるとは限りません。追加生産では、前回の生地見本を保管すると比較しやすくなります。
少数でも「どの状態を合格とするか」が必要
同じ寸法で作ったつもりでも、測定位置や素材の戻り方で数値が違って見えることがあります。基準サンプルだけでなく、測る箇所と条件をそろえて比較します。糸始末、左右差、付属品、汚れなどは、寸法とは別の項目です。
納品品が基準と違う場合は、承認した版からの差か、依頼後の追加希望かを切り分けます。全数に出ているのか一部なのかで、返送や修正の方法も変わります。追加制作の前に基準を更新し、古い試作と新しい指示を混ぜないようにします。
色ごとの数量と資材品番を表にします。代替色を許可する範囲、染色ロット差、追加時の見本確認を相談します。
最初の一型を、確かめられる形に。
ブランドの型紙・仕様書・試作を相談する
パターン、縫製仕様書、サンプルなど、ブランドの試作に必要な技術工程を扱う候補。工程ごとに分けるか、まとめて依頼するかを相談できます。
量産そのものを受注するサービスではありません。試作後に渡す資料、修正回数、型紙の利用条件まで確認して依頼してください。
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