最低ロット未満なら、数量以外の仕組みを比べる

量産工場には工程をまとめて動かす前提があり、数着だけではその準備費を吸収しにくい場合があります。一点制作や試作を扱う縫製者なら相談できることがありますが、量産の単価がそのまま適用されるわけではありません。

最低ロットへ合わせて必要以上に作る案と、少数対応の工賃を払う案を比較します。売れる前提で数量を増やすより、保管や売れ残りも含めた総額で判断します。

試作品で何を決めるかを絞ると、作り直しを減らせる

仮縫いはサイズと立体、材料の試作は縫い目や風合い、完成サンプルは全体の仕様というように、確認対象を分けられます。一つの見本ですべてを確認できるとは限りません。

別素材のトワルで色や光沢まで判断したり、画面上の3Dだけで肌当たりを決めたりしないことが大切です。

見本確認しやすいこと残る課題
トワル寸法・切り替え・立体本番材料の重さや光沢
部分見本留め具・縫い目・重なり全身の着用感
完成サンプル全体の仕様と使い勝手複数生産時のばらつき

修正内容は試作品に印を付けて終わらせず、次に使う型紙と仕様へ反映します。見本だけ直っていてデータが古いままだと再注文で元へ戻ることがあります。

一着当たりの単価より、初回総額と追加総額を比べる

型紙や試作の費用は、同じ型で再制作できれば毎回同じようには掛からない場合があります。一方、縫製、材料、検品、梱包は数量に応じて増えます。初回と追加で費用の構成を分けると、数量を増やす意味を計算できます。

費用の種類数量との関係増減する条件
型紙・仕様の作成初回中心デザイン変更、サイズ追加
試作・補正確認の範囲で変化素材変更、複数サイズ
材料・縫製主に数量で変化仕入れ単位、難しい工程
検品・梱包・送料数量と納品形態で変化個別包装、送り先の分割

必要な納品物が販売品か試作かを明示します。型紙費など一回限りの費用と、少数制作の単価を分けて相談します。

最初の一型を、確かめられる形に。

ブランドの型紙・仕様書・試作を相談する

パターン、縫製仕様書、サンプルなど、ブランドの試作に必要な技術工程を扱う候補。工程ごとに分けるか、まとめて依頼するかを相談できます。

量産そのものを受注するサービスではありません。試作後に渡す資料、修正回数、型紙の利用条件まで確認して依頼してください。

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